REPORT 2024.05.12 凍魚加工事業部

地球の裏側、チリへ。
最高品質のサーモンを求めて。

Author R.Y

Written by R.Y

凍魚加工事業部 / 入社3年目

アンデス山脈を望むフライト

チリ南部港湾都市プエルト・モント

福岡から飛行機を乗り継ぎ、約30時間。 南米チリ、パタゴニア地方。雄大なアンデス山脈と冷たい海が出会うこの場所は、世界有数のサーモンの産地です。

今回は、私たちマリネットが自信を持ってお届けする「トラウトサーモン」の買付と検品のため、入社3年目の私が初めて現地へ飛びました。

01. 現場でしか分からない「鮮度」の基準

「Y君、この魚の目を見てみろ。これが本当の鮮度だ」
同行したベテランの上司(勤続20年)が指差したのは、水揚げされたばかりのサーモンでした。

マリネットの【凍魚加工事業部】では、単に商社として右から左へ商品を流すだけでなく、自社基準に基づいた厳しい品質チェックを行っています。今回のミッションは、現地の加工工場に入り込み、トリミング(切り身加工)の精度や、冷凍までのスピードを確認することです。

サーモン検品の様子

工場内は摂氏10度以下。極寒の中、現地のスタッフたちが手際よくサーモンを加工していきます。 特に驚いたのは、衛生管理の徹底ぶりです。入場するまでに3重の消毒工程があり、少しでも不備があればラインには入れません。

色味へのこだわり

日本のお客様、特にスーパーマーケットや寿司店では「身の色(赤み)」が非常に重視されます。 カラーチャートを使って一匹一匹チェックし、「マリネットの基準」を満たすものだけを選別していきます。この泥臭い作業こそが、私たちの信頼の源泉なのだと肌で感じました。

02. 言葉の壁を超えたレストランディナー

昼間の厳しい検品が終われば、夜は現地のパートナーたちとの交流会です。 チリの人々は陽気で親切。私の拙いスペイン語と英語でも、身振り手振りで意思疎通ができました。

「日本のマリネットは、品質にうるさい。でも、それは消費者のことを本気で考えているからだと知っている。だから僕たちもベストを尽くすんだ」

現地の工場長が乾杯の席でそう言ってくれた時、胸が熱くなりました。 テーブルには地元産の白ワインと、私たちが検品したサーモンのカルパッチョ。 「美味しい」という感覚に国境はない。食を通じて世界と繋がっていることを実感した瞬間でした。

現地スタッフとの会食

03. 次の世代へつなぐバトン

今回の出張を経て、私の仕事に対する意識は大きく変わりました。 今まではパソコンの画面上で数字として見ていた「輸入量」の裏側に、これほど多くの人々の情熱と、チリの大自然があるということ。

帰国後は、このサーモンの魅力を伝えるための新しいパッケージデザインの提案も任されることになりました。 入社3年目でここまで大きな仕事を任せてもらえることへの感謝と、責任感。 マリネットが大切にしている「現場主義」を、次は私が後輩たちに伝えていきたいと思います。 次回はカニ事業部の一日をお送り致します。 お楽しみに!